ゲンゴロウの幼虫
息子の趣味で数か月前からゲンゴロウを飼育していたのですが、週末自宅に帰ってみると幼虫が水槽の中にいるのを発見しました。
夏休みの自由研究にゲンゴロウの観察をするんだと言っていた息子も、心配で見守っているヨメも全く気付かなかったようです。
ゲンゴロウの成虫からは想像も付かない想定外の形をしていたからかもしれません。
こんな形をしています。
昆虫の幼虫の写真が乗っています。嫌いな人は見ないでくださいネ。
ゲンゴロウの幼虫は昨晩見つけたのですが、夜のうちにネットで飼育方法と餌をチェックしました。
生きている餌しか食べないので、1匹ずつ個別に飼育するのが良いそうです。
呼吸はお尻の穴を水面に出してするそうです。よって、空気をブクブクするのは不要。
初期のころの餌は赤虫かコオロギが良いみたいです。3令まで大きくなったら、金魚とか生きた魚を餌にするそうです。
うちのは体長が3cmくらいなので多分1令幼虫です。
こんな知識を頭に突っ込んで、朝から近所のペットショップカネダイに向かいました。
餌は事前に仕入れた知識ではこれしかありませんでした。
コオロギ小です。
大きさは1㎝程です。
コオロギの長さはゲンゴロウの幼虫より短いですが、太さはかなり太いので本当に餌になるのかが不安でした。
購入後家に帰り、飼育環境をセットアップして、コオロギを与えてみました。
すぐに食べてくれました。
餌のコオロギに噛みついてるところです。
普段は死体のように水の中を漂っているだけなのに、餌を襲う時はとても素早いです。1令幼虫のくせに、獰猛な肉食獣です。
以下Wikipediaからの引用ですが、ゲンゴロウの幼虫はかなり危険な生物らしいです。
大顎は注射針状になっており、獲物に食いつくと獲物を麻痺させる毒と消化液を同時に体内に注入し、体液と、消化されて液状化した筋肉や内臓などの組織を毒と消化液の注入に使われた大顎内の管から吸収し、口の入り口の毛で固形物をろ過して除き、消化管に飲み込む。このため、幼虫自身の体の大きさに比べて比較的大きい獲物まで瞬時に麻痺させて捕食することができる。このため、大型種の幼虫に咬まれると、ヒトの指でも消化液による組織の壊死を起こしたり、それによる重症の蜂窩織炎にまで至る症例が報告されているので、安易に素手を近づけることは極めて危険である。
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